こんにちは、管理人のゆいです。
『バブル』という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?
最近だと汚れがよく落ちたり、肌に良いと言われるファインバブルが話題になることが多いのでこれを想像されるかもしれません。シャワーヘッドや水道の蛇口などにファインバブルを発生させる機器を取り付けて使うやつですね。油性のマジックで手に書いた文字が消える、とかのアレです。
ファインバブルは本物の泡(あわ)ですが、今回のテーマは『バブル経済』のバブルです。何かが一気にそして異常に大きく値上がりしたり流行ったりすること意味する言葉として使われています。
ネットバブル、株価バブル、アニメバブルや最近だとロレックスバブルなんていうものもありますね。
通常はあまりいい意味ではつかわれず、膨れ上がった泡や風船が割れてなくなりやすいことから、一時的な流行りで人気が爆上がりしたり値段が上がってるけどスグにもとに戻るかそれ以下になって消えてなくなるよ、という文脈で使用されてます。
さて、今回はその本家である『バブル経済』って実際何があったのか、どんな時代だったのか、エピソードをまとめてみました。この出来事は経済史で見ると1986年12月から1991年2月までの51か月間のことなのですが、実際に庶民が体感できたのはその中の2年くらいだと言われています。
そのころ20歳だった人が今の50歳位なので、実際にを恩恵を受けた人の中心は現在60代以上というところでしょうか。
どんな時代だったか端的に言いますと、きっともう無いであろうほどに景気がよく『世の中にお金が沢山』ありました。異常な金余りがおきたので行き場を失ったカネが土地や株などの資産に集中して不動産や株などの資産価値が膨大に膨れ上がったというわけです。
まあ、この辺の背景を聞いてもだからどうした?となりそうなので、実際にどんなことが庶民の間で起こっていたのかをご紹介していきます。
バブル時代によくあるエピソード
・月給袋(当時は現金支給だった!)が立つほどの収入だった
・ボーナスで1000万円もらった
・2年間の海外出張の手当だけで2000万円以上貯金が貯まった
・接待で5~6軒をはしごし、30万円ぐらいずつ使った
・仕事の帰りには毎日タクシーを使っていた
・金曜日の仕事終わりに成田へ行き、週末は旅行していた
・会社説明会に行くだけで交通費を数千円もらえてプラスになった
・就活中のOB訪問のランチやディナーはウナギやステーキ、寿司など豪華なものばかりだった
・会社訪問でいきなり採用と言われ、その後何度も食事や飲みに連れていかれた
・複数内定出るのが当り前で他社に行かせないためハワイ旅行で拘束する会社があった
・銀行に預けておいて付いた利息だけで旅行資金を準備できた
・結婚してすぐに買った2500万円のマンションの時価が数年後1億円に上がった
・株で3ヶ月の間に600万円の利益が出た
・新車を1年毎に購入していた
・記念日じゃなくても高級ホテルでディナーが定番だった
・どこに行くにも女性がお金を出すことはなく、プレゼントはいつもブランドものだった
・友達と夜ごはんを食べるためだけに香港に行っていた
・クルーザー遊びが流行っていて、船を止める場所がなくなった
長い日本の歴史、現在の資本主義体制になってからみてもほんの僅かな期間の出来事ですが、今では信じられないことばかりですよね。当時は東京の土地を全部売るとアメリカがまるごと買える、なんてことがまことしやかに言われていたんですから。
ですが物事には表裏が有り、バブルは必ず弾けます。そしてその後どうなったかはご存知のと通りで『失われた30年』と呼ばれる低迷が今現在も続き人口減のタイミングとも相まって日本は国力が落ちていってるなんて言われています。
でも社会や人に活気があって元気だったのは疑いようがないことなので、その点は現代の私たちも見習いたいですね。
今日もお付きあいありがとうございました。
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