知っておくべき『今さら聞けない血液型の真実』

こんにちは、管理人のゆいです。

何故、わたしたち日本人は『血液型』になにか特別なものを感じているのでしょうか?もちろん、血液型自体は人類共通のもので、割合の違いはあっても、『A,O,B,AB』(ABO式以外もありますが)の分類は万国共通です同じです。また人種や性別等によって変わるものじゃありません。なのに事実として、世界中で日本人だけが『血液型による性格分類』なるものを信じています。ちなみに欧米などでは血液型によって人を判断したりすると、差別ととらえられるところもあるので気をつけましょう。

みんな大好き、血液型のキホンを知ろう!

そもそも、血液型ってなに?その役割はどんなことなの?まずはここから始めましょう。
すごく簡単にゆうと、血液型は「輸血をする際に、混ざると血液が固まるかどうか」を分類したもので、1900年ころに、オーストリア人のカール・ランドシュタイナーさんによって発見されました。これが今でも使われている、ABO血液型です。意外と知られてないですが、輸血する時に必要なものとして研究されたんですね。A型とB型は混ざると互いに攻撃し合うので輸血禁止、とゆうやつです。

血液型占いや性格診断はいつ始まったの?

では、そんな極めて医学的な血液型を使って、全く分野が違いそうな性格診断を始めたのはどんな人なんでしょうか?これは1927年に東京女子高等師範学校(お茶の水女子大学の前身)の古川教授による『血液型による気質の研究』とゆう論文がおおもとらしく、諸説ありますが約50年後の1971年に能見正比古とゆう人が『血液型でわかる相性』『血液型人間学』を書いたことで今のように一般に広まったそうです。ただ、これもよく言われるように、特に科学的根拠があるわけではなく、欧米では、日本人特有の強迫観念に近い奇妙な文化、などと言われているようです。

それでも日本人が血液型好きなのは何で?


では、根拠がないと言われている血液型による性格分類を何で信じてるのか?なぜそれを信奉する人がたくさんいるのかもよくわかっていません。また、医学的な見地からは以降も研究が行われ、どんどん深堀りが進んでいるようですが、性格分類については、当たり前かもしれませんが特に研究されることもなく、それっぽい解説がちらほら現れるだけなので、学問的にはその程度の対象なのでしょう。
でも、わたしたちがABO式血液型を愛している理由は何でしょうか?答えは、エンターテイメントとして優れているから、なのです。人は元来娯楽を求めていて、さらに分かりやすく簡単なもののほうが好まれる傾向があります。複雑な漫才や高尚な落語よりも一発ギャグが好き!といった感覚なのです。その話題だけでコミュニケーションがとれたり、根拠もわからない話が共通認識として根付いていたり、誰でも理解できるエンタメはやっぱり最強、なのでしょう。

このへんは以前【本当に無料?当たる?ネット占いの闇暴きます!】に書きましたので、興味あれば見て下さい。

それではまた。